喪失には2段階あるそうだ。 1つ目は物理的な喪失。文字通り。 2つ目は社会的な喪失。語られなくなること。 僕は4年近く前に友人を亡くした。 学部生時代の大半の時間を費やしたある共同体の大切な仲間だった。 優しい女の子であった。 それから僕たちは彼女…
先日「君の名は。」を、阿倍野シネマで鑑賞した。もちろん一人でだ。僕にはお好み焼きの粉を2袋イギリスまで届けて欲しいとお願いしてくれる素敵な女の子はいても、一緒に映画を観に行ってくれるような情の厚い女の子はいないのだ。もちろん男友達と連れ立…
しんがりの思想 ―反リーダーシップ論― (角川新書) 作者: 鷲田清一 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川マガジンズ 発売日: 2015/04/10 メディア: 新書 この商品を含むブログ (3件) を見る Reviewer: 崎浜公之 Date:2016.4.21 Author: 鷲田清一 Year:2015 Title:…
Reviewer: 崎浜公之 Date:2016.4.6 Author: 村上春樹 Year:2015 Title:ラオスにいったい何があるというんですか? Source: 文藝春秋 Index: チャールズ河畔の小径―ボストン1 緑の苔と温泉のあるところ―アイスランド おいしいものが食べたい―オレゴン州ポート…
昨日、話題の小田切徳美氏の講演会が兵庫で行われたので、 それに行ってきました。 おもしろい内容だったので、内容のまとめと感想を書きました。 もし良ければ読んでみてください。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◯プログラム ■開会挨拶 公益財…
去年、初めて何かの本について自分が考えたことや感じたことをまとめたのが、 想像ラジオだった。 今読み返してみると、とても恥ずかしい書き方をしているが、 きっとその時は、そんな「感じ」の方がいいと思ったのだろう。 編集したい気持ちがこれ以上強く…
「悼む人」が映画化されるということで、小説を先におさらいしておこうと思った。 映画化しても、月並みなメッセージに回収されないような、不快な作品であってほしいと思う。 悼む人〈上〉 (文春文庫) 作者: 天童荒太 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 20…
神戸という街は、僕にとってやはり、特別な場所だと思う。もちろん、記憶が集積しているというような、故郷的な意味合いではないし、特別に親しい友人がいるというわけでもない。それは、僕が生まれた大阪から近くて遠い、情報だけはよく入ってくるといよう…
話題の里山資本主義を、遅ればせながら読んだので、書評してみました。 お付き合いください。 里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21) 作者: 藻谷浩介,NHK広島取材班 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店 発売日: 2013/09/25 …